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革とは?

優れた人工素材が数多くある現代においても、革というクラシカルな天然素材が第一線で使われ親しまれているのは、実に驚くべきことです。それだけ機能が優れていると言う事ですが、やはり最大の魅力は生き物が作り出した自然の贈物と言う特異性ではないでしょうか。性目の温かみや力強さ、野生的な荒々しさと穏やかな優しさ。こういった異なる表情を見せてくれる革に、人は人工素材にない個性を感じるのでしょう。
革という数多くの長所を持つ優れた素材は、遥か昔から利用され、人々の暮らしにとって無くしてはならない存在となってきました。その長い歴史の中で、革を使いやすく、また美しく仕上げる技術が磨かれました。その結果、現在における革の利用範囲は非常に多岐に渡り、身の回りの様々なものに革が根付いています。しかしその一方で、まだ完全に合理化されず製造や取り扱いは人の勘によるところが多いのも事実です。この相反する性質も、革が持つ不思議な魅力と奥深さの要因になっています。

革のメリット

1、高級感や美しさ、触れた感触の良さがある

天然素材だから出来る、温かみや銀面の美しさ、肌に馴染む触り心地など、身に着ける素材として非常に向いています。

2、吸湿性と放湿がある

何層もの繊維が複雑に絡まった革には、たくさんの微細な隙間があります。そのため適度に湿気を吸収し、また放出もします。

3、弾力や伸縮性、可塑性がある

動物の身体の複雑な形状に寄り添い、その動きに対応する革が原材料なので、同じく適度な弾力と伸縮性があります。また、外的な力による変形を記憶する『可塑性』により、使っているうちに身体の形に沿うように変化します。

4、切り口がほころびにくい

細かなコラーゲン繊維が複雑に絡まっている革は、切り口が避けたりほころんだりしにくく、切り口を処理する手間が省けます。

5、難燃性と耐熱性がある

革は高温により溶けることがなく、燃えにくく、防炎性があるため、安全な素材と言えます。

革のデメリット

1、個体差が大きい

品質や風合いに安定性がなく、ロットごとに、あるいは一枚の中でも部位ごとに個体差があります。動物の皮なので毛穴、虫刺されと言った各々違ったキズがある場合があります。ただし、それが革の良さと言う人もいる。(特にアメリカ、ヨーロッパではその傾向が強い)

2、日光や水などに弱く色が変わりやすい

染色の丈夫さが低いです。つまり色の変化や色落ちが起こりやすい。ただ、変化を楽しめるのも革の特徴で有り、変化を好む方の方が多い。

3、カビが発生しやすい

繊維質の隙間に湿気がこもりやすく、カビ菌が繁殖しやすい。また、一度繁殖すると完全に取り除くことが困難です。

4、独特な臭いがある

なめし剤や油肪分、染料、顔料などの添加物が原因となる独特の臭いがあります。ただし、却って好まれる香りを持つ革もあるので一概にデメリットとは言えない。

※1、2、4はデメリットに書いてますが、革好きには好まれる要因の一つになりますので、革のメリットとも言えます。

個体差い、血筋としわについて 天然の革には個体差がり、製品に血筋と呼ばれる線(筋)が現れる場合がございます。 血筋とは、血管が皮膚のすぐ下を通っていた痕跡がそのまま残ったのものです。また、血筋の他にしわがある場合がありますが、これらは、二つと同じ物が無い天然の革の証です。 これらは、製造段階で発生する傷とは異なり、不良品ではございませんのであらかじめご了承ください。革が持っている本来の風合いをお楽しみ下さい。

なめしとは?

皮から革へ

「皮」は文字通り、動物の皮のことです。皮はナマモノでありそのままでは素材として使えません。それを「革」に変えて加工できる素材にすることを『なめし(鞣し)』と呼びます。なめしはタンナー(革をなめす工場)で行われ、世界各地で行われております。革をなめす技術には色々な製法や技法があり、タンナーによって大きな違いがあります。同じ皮でも、なめすタンナーによって安価なものから高級品と様々です。
革の良さや値段は、もちろん皮そのものの善し悪しもありますが、このタンナーによって大きく変わります。

タンニンなめし

植物に含まれる「タンニン」を抽出して使う非常に古くから行われている伝統的な手法でなめしに何通りもの工程があり手間がかかります。タンニン成分が皮のコラーゲン成分と結合することで組織が安定し柔軟性のある革となります。比較的「張り」や「コシ」がある硬めの仕上がりになります。また、タンニンなめしの特徴として使い手の体に沿うように変形したり、タンニンの発色や日焼けによる色の変化から経年劣化が楽しめます。また、タンニンの作用により繊維がまとまり、表面が滑らかになり美しい光沢が出る事も特徴です。
高価な革は、タンニンなめしを行なっているものが殆どです。

クロムなめし

クロム化合物をなめし剤として使用する方法で、19世紀中頃に開発された比較的新しい技法です。現在、私たちが目にする、鞄、靴、小物、衣類などの革製品は、殆どがクロムなめし革で作られたものです。世界で流通する革の中で8割ほどにもおよびメジャーな革です。時間がかかるタンニンなめしと違い1日程度でなめしの工程が終了するため、より効率的に大量の革を作ることができます。その為、よりリーズナブルに革を作ることができます。経年劣化などの昔からの革の良さを楽しむというよりは、購入時から時間経っても変化せずに使えるのが特徴です。

合成皮革(PU)

天然の布地に合成樹脂を塗布し、表面を天然皮革に似せたものを合皮(合成皮革)と言います。 合成樹脂には、ポリ塩化ビニールやポリウレタン樹脂がよく使われます。
簡単に言うとビニールやプラスチック素材と似ています。水をはじくため汚れにくいです。
この塗布剤に型押しをすることで、革の質感を人工的に作っているため、本革のように品質に差がでません。 見た目は革の素材感を愉しめますが、匂いや肌触り、馴染み感は再現できないので、本物志向の方には物足りなく感じるかもしれません。
合皮によく使われるポリウレタンは、空気中の水分と結合して徐々に劣化していきます。これを「加水分解」と言い、着用していない時でも少しずつ劣化は進んでいきます。 そのため合皮の寿命は製造から1〜3年程度と言われています。 表面が徐々にぬるぬるした感じになり、ベトベトになったり、剥がれたり、かなり進行すると表面のひび割れが進んでボロボロになってしまいます。

世界三大レザー

馬革の「コードバン」、牛革の「ブライドルレザー」、ヌメ革の「イタリアンレザー」が「世界三大レザー」と呼ばれる革です。

ブライドルレザー

ブライドルとは「馬具」を表し、中世ヨーロッパ以前から馬の手縄などに用いられるほど丈夫に作られた、イギリスで1000年以上前から続く英国伝統のレザーです。
素材にタンニンでなめされた厚くて丈夫なレザーを使用し、伝統的な製法で、革に何度もロウを塗りこむことで繊維を引き締め耐久性を増します。
表面に白く浮き出ているのはロウで「ブルーム」と呼ばれブライドルレザーの一番の特徴と言えます。
使用するうちに徐々にブルームが取れ、美しい光沢のある表情へ変化します。
高級感のあるハードな風合いながら、天然皮革ならではの優しい質感で、日々の使用でも満足感を得られます。
要するに、まさに『男の革』と評される最高級の革です。
ただ、ブルームや経年劣化と革を作る楽しみはあるが、革の初心者には最初がイメージと違うと勘違いされる事も有り、好みが分かれる革とも言えます。
※現在イギリス以外でも製造されております。

イタリアンレザー

イタリアで古くから伝わる伝統工芸「イタリアンレザー」は、主にルネッサンス時代の中心地となったフィレンツェが有名なトスカーナ地方を中心に生産された皮革で、「ベジタブルタンニンなめし」というなめし技法や独自のオイルを使った伝統製法で、主に牛革を用いたものになります。
現在では、トスカーナ地方に多く存在するタンナーの品質を高い水準で担保するために、ベジタブルタンニン100%でなめした事を認定する世界で唯一の機関も存在します。
このような厳しい基準を満たした「イタリアンレザー」は、世界最高水準の品質を保ち、高級革として君臨しています。 また、上質で優れた革を作り出すには、タンナーの技術力や歴史や伝統に紐づいた経験が必要になります。
ベジタブルタンニンなめしの皮は、タンニン濃度を少しずつ上げながらなめすために、作業工程数が多くなり、30以上の工程を踏まえる必要があります。
そのため手間暇が非常にかかり、化学薬品を使ってなめすクロムなめしに比べて約5倍以上も高価になる物もあります。
また、革を作る作業レシピは、タンナーごとに違い、同じ素材を使っていても特徴や質感も変わってくると言われています。
トスカーナ地方、フィレンツェ近郊には、世界的なタンナーが数多く存在し、イタリアの革産業の発展を支えてきました。 そして多くの顧客やハイブランドに支持されるブランド革(銘革)も誕生しています。

革のお手入れについて

革小物ケアの仕方

※ケアは月に1度程度で大丈夫です。

①専用クリームを使う

革専用の柔らかいブラシ(馬毛など)でブラッシングの後にクリーナー効果も併せ持つクリームを使い、汚れを落としながら、革に栄養を与えてください。布に少しずつとってのばすと、シミになりにくいです。

②仕上げにブラッシング

型押し革や編み上げた革の場合は、布でのばしたクリームが凹凸にたまりやすいので、硬めのブラシ(豚毛など)でブラッシングをし余分なクリームを落として仕上げて下さい。

※革製品は水に弱いので専用の防水スプレーで防水をした方がよい革もございます。
※薄い色のヌメ革の場合は、いきなりクリームを塗るとシミになることがあるので、先に防水スプレーをしてからクリームを塗るとシミになりにくくなります。
※革によって手入れの仕方、使用するクリーム異なる場合が有りますのでご注意ください。
※こちらに書いてある手入れ方法は一例で有り自分の味をしっかりと出したい方向けの手入れ方法ですので、普段から大切に使用していただければ、ガッツリ手入れをしなくても長持ちしますのでご安心ください。

タンナーとは?

タンナーとは、皮を革にする人・会社・工場の事を言います。 一般的にはなめし革業者とか皮革製造業者と言われています。 なめし(鞣し)という処理を行いますが、そのなめしを行うのです。 なめしは英語でtan(タン)と言い、それを行う者ですからtanner(タンナー)と言うわけですね。
世界各地に数え切れないほどのタンナーがありますが、その中でも優れたタンナーは数えきれる程しかありません。当社は、その中でもイタリアの老舗タンナーのYankee社の革を主に使用しております。
※Yankee社を使用している商品には記載しており、また品質証明が付属しております。

Yankee社とは?

Yankee社は1989年に設立され、イタリア・トスカーナ地方では有名なタンナーの1つと言えます。また常に国際的な「ブランド」と接触し技術を磨いております。
皮革業界では、なめす工程で副産物や廃棄物、また有害な化学無質が生じるような、なめし工程を行なっているタンナーもあります。
Yankee社では、皮革業界での長年の経験を通して、なめし工程から生じる環境への影響を考慮し、環境と地域社会を調和し結びつけるために真剣な努力をしてきました。
その結果、Yankee社では、フルグレインの植物性タンニンなめし革を製造し、100%自然にやさしい素材に焦点を当て、いかなる合成剤も添加することなく、動物性脂肪と植物性タンニンを使用して、伝統的な方法でなめしております。
なめした後、革をアニリン染料を染み込ませたパッドで手を使い着色していきます。アニリンは自然の色合いをもたらす製法で「TAMPONATO」と呼び、特徴的な暖かさを与えます。これらの伝統的な技術は、環境に十分に配慮し環境を尊重することによって継承され、現在にも品質の良い革の提供が可能となり私たちも手に取ることが出来ているのです。